本記事にピッタリな方
- WordPressのバックアップと復元方法を知りたい
- とにかく簡単にやりたい
記事の信頼性
- 私はブログ歴2年以上でして、ブログ収益月間500万円以上を得ています。
WordPressを更新したら画面が真っ白になりました。。
そうなる前の対策にバックアップと復元方法を解説しますね!
本記事の内容
前半
バックアップの設定方法←すぐにバックアップしたい方
後半
さっそく結論ですが、バックアップはプラグイン『BackWPup』を使いましょう。
5分もあれば設定できますよ。
『バックアップって重要なのは分かるんだけどめんどくさいんだよな~』と思われている方も『スケジュール化』できるので問題ありません。
1回だけ設定すればあとはほっといてもOKです。
私も使っていますがストレスは全くないですね。
あわせて復元方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
WordPressの仕組み
バックアップを取る前に、WordPressの仕組みについてお話いたしますね。
知ることでよりバックアップのイメージができるようになりますよ。
そもそもWebページは下記2種類に分けられます。
- 静的ページ(いつどこで誰が見ても同じ内容)
- 動的ページ(状況によって内容が変わる)
WordPressは動的ページに属するものでして、ページを見るたびにそのユーザーに適した内容が自動的に作られています。
どちらもメリットデメリットはありますが、アクセスの度に最新かつユーザーに合った情報を提供できる動的ページは、WordPressに適していると言えますね。
WordPressでバックアップするデータは主に2つ
動的ページのWordPressは、主に2つのデータをバックアップする必要があります。
- データベース(記事、カテゴリ、コメント、管理画面の設定など)
- サーバー(テーマ、プラグイン、画像など)
WordPressは上記2つのデータを混ぜ合わせて、ユーザーに最適なページを自動的に作ってくれています。
なのでどちらが欠けてもダメでして、両方ともバックアップを取らなくてはならないんです。
※ちなみに別々にデータを分ける仕様の理由は分かりませんでした。
おそらくセキュリティの問題か、負荷軽減みたいな感じかなと勝手に推測しています。
WordPressでバックアップを取る方法3パターン
それでは早速バックアップを取っていきましょう!
今回説明するのは3つです。
- データベース上データのバックアップをスケジュール化
- サーバー上データのバックアップをスケジュール化
- 手動でのバックアップ方法
ちなみにスケジュール化は別々に設定しますよ。
- バックアップ 毎日
- 保存期間 1か月
~理由~
- 内容の更新頻度が高い
- テキストが中心なので容量が小さいため、毎日でも負荷が少ない
※現在の私で1MBないくらい。
- バックアップ 週に1回
- 保存期間 1か月
~理由~
- 内容の更新頻度が低い
- 画像など容量が大きいので、頻繁にバックアップを取ると負荷がかかってしまう
※現在の私で500MBくらい。
1.データベース上データのバックアップ方法【スケジュール化】
初めはデータベース上のデータからです。
まずプラグイン『BackWPup』をインストール、有効化してくださいね。
①ダッシュボード内→『BackWPup』→『新規ジョブを追加』をクリックする。
②『一般』設定。
- 『このジョブの名前』にジョブ名を入力する(分かりやすい名前)
- ジョブタスク『データベースのバックアップ』にチェックを入れる。
※他チェックは外してください。
③『一般』の続き。
- アーカイブ名はデフォルトでOK。
- アーカイブ形式はWindowsなら『Zip』Mac系なら『Tar GZip』をチェックする。
④『一般』設定ラスト。
- 『フォルダーへバックアップ』をチェックする。
- 『ログの送信先メールアドレス』はデフォルトのままでOK。
- 『メールの送信元』もデフォルトのままでOK。
- 『エラー』はチェックしたままにする。
- 『変更を保存』をクリックする。
⑤次は『スケジュール設定』。
- 『ジョブの開始方法』は『WordPressのcron』をチェックする。
- スケジューラーの種類は『基本』をチェックする。
- スケジューラーは『毎日』をチェックする(時間は3時のままでOK)
- 『変更を保存』をクリックする。
⑥次はデータベースのバックアップ設定。『DBバックアップ』タブをクリックする。
- 『バックアップするテーブル』は全てチェックした状態でOK。
- 『バックアップファイル名』はデフォルトのままでOK。
- 『バックアップファイルの圧縮は』Gzipをチェックする。
- 『変更を保存』をクリックする。
⑦フォルダ設定。『宛先:フォルダー』タブをクリックする。
- 『バックアップを格納するフォルダー』は分かりやすい名前にするのがおすすめ。
- 『ファイルを削除』は30に設定※これで1か月分データ保存が可能になる
- 『変更を保存』をクリックする。
以上で終了です。
ダッシュボードに戻ってBackWPup→ジョブをクリックすると下記画面が出ていると思います。
2.サーバー上データのバックアップ方法【スケジュール化】
次はサーバー上データのバックアップ方法です。
やり方は基本的に同じでして、チェックする項目が変わりますよ。
それでは見ていきましょう。
- 『このジョブの名前』にジョブ名を入力する(分かりやすい名前)
- 『ファイルのバックアップ』をチェックする。
- 『インストール済みプラグイン一覧』をチェックする。
あとはすべて前章と同じなので『フォルダーへバックアップ』のチェックをしたら『変更を保存』をクリックする。
②『スケジュール』設定。
ジョブの開始方法は『WordPressのcron』、スケジューラーの種類は『基本』でOK。
- 毎週をチェックする(時間はそのままでOK)
- 『変更を保存』をクリックする。
③『ファイル』『プラグイン』タブはそのままでOK。
④フォルダ設定。
- 『バックアップを格納するフォルダー』は分かりやすい名前にするのがおすすめ。※前章とは違う名前。
- 『ファイルを削除』は5に設定※これで1か月分データ保存が可能になる
- 『変更を保存』をクリックする。
3.手動でバックアップする手順
ラストは手動でバックアップする方法を紹介いたしますね。
『今すぐバックアップしたい!』という時に使えますよ。
ポイントをまとめます。
- スケジュール化したジョブとは別に新しく設定する。
- 一般項目は同じ(データベースとサーバーのデータをまとめてバックアップしてもOK)
- スケジュール項目を『手動』にする。
- バックアップ先フォルダはスケジュール化したジョブと必ず別名にする。
特に最後は大事でして、同じフォルダにするとスケジュール化したジョブと競合するので、予期せずフォルダ内のデータが消える可能性があります。
必ず別名のフォルダを作りましょう。
設定が終わったらバックアップの方法です。
①ダッシュボードに戻り『BackWPup』→『ジョブ』をクリックする。
- カーソルを合わせた後『今すぐ実行』をクリックする。
②確認画面。
③ダッシュボード内『BackWPup』→『バックアップ』をクリックする。
上記画面からダウンロードすればOK。
バックアップデータの復元方法
データの復元方法の手順はバックアップと同じく2つです。
- サーバーデータの復元
- データーベースデータの復元
ちなみに昔と違いFTPソフトを使わなくても、ほとんどのレンタルサーバー内で両方とも復元できます。
今回は私が利用しているXserverを例に、2つのデータ復元方法を画像付きで紹介いたしますね。
かんたんかつ最速でバックアップデータを復元できますよ。
サーバーデータの復元方法
それではサーバーデータの復元方法から説明いたしますね。
前述まででデータはダウンロードできましたでしょうか。
まだの方はWordPressでバックアップを取る方法3パターンをご覧くださいね。
では始めていきましょう。
①ZIPファイルを展開する。
※赤枠は除外するファイルです。
- backpup_raed.txt(Backpupの概要なので不要)
- pluginlist.txt(プラグインの概要なので不要)
- manifest.json(Chrome拡張機能の概要なので不要)
- SQLファイル(データベースのデータ復元時に使用)
②『ファイルマネージャ』にログインする。
※例はXserverです。
③メイン画面。
- public_htmlフォルダをクリックする。
- アップロードをクリックする。
④展開したデータをアップロードする。
- ファイルをドラッグアンドドロップする。
- アップロードをクリックする。
※①で除外したファイルはアップロードしないこと。
以上で上書きされるので完了です。
復元後のチェックは忘れないでくださいね。
データベースデータの復元方法
続いてデータベースデータの復元方法です。
具体的にはMySQLを使います。
MySQL(マイエスキューエル)とは
データベース管理システムのこと。
MySqlのおかげでデータの共有、加工、検索ができます。
前述したように、基本どのレンタルサーバーにも復元項目がありますよ。
では早速始めていきましょう。
①サーバーパネルにログインする。
※画像はXserverです。
②phpmyadmin(MySQL)をクリックする。
③ユーザー名とパスワード入力画面。
※ユーザー名とパスワードの確認方法
1.Xserverの場合、契約完了時のメールを確認する。
2.Atomなどのエディタで『wp-config.php』ファイルを確認する。
④ログイン後、『データベース名』をクリックする。
※この手順は重要なので見落とさないでください。
⑤インポートをクリックする。
⑥下図参照。
- 『sql』もしくは『sql.gz』ファイルを選択する。
- 『utf-8』のままでOK。
- 『0』のままでOK。
- 『SQL』のままでOK。
- 『NONE』のままでOK。
- 『なし』のままでOK。
- 『実行』をクリックする。
以上で完了しました。
データが復元されたらチェックを忘れずにしてくださいね。
FTPソフトでバックアップデータを復元する方法
一応おまけとしてFTPソフトで復元する方法についても説明いたしますね。
先に言いますとサーバーデータのみです。
データベースのデータについては前章を参考にしてくださいね。
まず初めにFTPソフトを用意しましょう。
例はFileZilla(ファイルジラ)です。
①先にホスト名、ユーザー名、パスワードを確認する。
※Xserverの場合の確認方法
1.契約時のメールで確認する。
2.サーバーパネル内→『サブFTPアカウント設定』→『ドメイン選択画面』→『FTPソフト設定』で確認する。
②新規サイトをクリックする。
③下図参照し、①で確認したホスト名等を入力する。
④アップロード準備。
- 左側に復元したいデータを表示※内容は前章のサーバーデータ復元と同じ
- 右側にアップロード先を表示※Xserverなら『public_html』フォルダ
⑤データを選択後、右クリックで『アップロード』を選択する。
※上書きするかのコメントが出た場合は『上書き』でOKです。
以上で完了です。
こちらもチェックを忘れないでくださいね。
まとめ
本記事をまとめます。
WordPressでのバックアップ方法はプラグイン『BackWPup』がおすすめです。
かんたんですぐに使えますよ。
スケジュール化もできるので1度設定すればほっといてもOKです。
めんどくさいかもしれませんが、データが消えたり破損したりしたらもっとめんどくさいですよ。
WordPressで復元するデータは2つです。
- サーバーデータ
- データベースデータ
本記事を見ていただいてサクッとバックアップしましょう。
今回は以上です。